ダマスカス県で退役軍人、ダマスカス大学の教職員・学生がデモ(2025年10月13日)

ダマスカス県では、シリア人権監視団によると、ウマウィーイーン広場で、2011年以降に退役した元軍人の一部がデモを行い、前政権崩壊以降の10ヵ月にわたる年金未払いに抗議した。

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同じく、ダマスカス県では、シリア人権監視団によると、ダマスカス大学文学部で、前日の学部長襲撃事件を受けて、教職員と学生による連帯集会を行い、事件に対する憤りを表明、大学施設の警備強化と、学術機関職員への暴力行為に対する厳正な処罰を求めた。

高等教育省(フェイスブック)によると、こうした動きを受けるかたちで、マルワーン・ハラビー高等教育科学研究大臣は声明で深い遺憾の意を表明、関係当局とともにこの事件の調査経過を直接追っており、大学の神聖さとその職員の安全を損なうような行為が再び起こらないよう、関係者に対してあらゆる法的措置を取ることを保証すると述べた。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、アレッポ市の県教育局で、教育局長が、現場の苦境を直接訴えようと訪れた教師らとの面会を拒否、教師らが局庁舎内で抗議を行った。

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