イラク高等司法評議会はナジャフ刑事裁判所が現シリア大統領を称賛する映像を投稿し、携帯電話に自由シリア軍に関する資料を所持していたシリア人に有罪判決を下したとの一部報道を否定(2025年10月28日)


イラク高等司法評議会は、フェイスブックを通じて説明声明を出し、ナジャフ刑事裁判所がシリア国籍を有する被告に対して死刑判決を下したとする文書の画像が投稿され、その理由が「現シリア大統領を称賛する映像を投稿し、携帯電話に自由シリア軍に関する資料を所持していたため」と報じたことに関して、事実無根だとしたうえで、被告がダーイシュ(イスラーム国)元指導者のアブー・バクル・バグダーディーを称賛したこと、イラク軍と人民動員隊メンバーの殺害を称賛・扇動する内容の映像の拡散、ダーイシュへのメンバー加入を唱道したことで有罪となったと発表した。

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