
ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団、ムラースィルーンによると、シーア派が多く住むサイイダ・ザイナブ町で、1週間前にザフラー・フセイニーヤ(シーア派礼拝施設)が修復・再開されたことを受け、修復工事を主導したアドハム・ハティーブ師(シーア派の穏健派宗教指導者ムハンマド・フサイン・ファドルッラー師の代理人)に対する抗議デモが発生した。
修復工事は、ゴラン高原出身者や他県からの移住者を含む一部住民が、フセイニーヤの存在が宗派的緊張を招くとして反対した。
シリア人権監視団が10日に発表したところによると、このデモは、モスクのイマームが「彼ら(シーア派)を地域から追放せよ」などと連呼し、扇動するなかでエスカレートした。
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ダマスカス県では、シリア人権監視団、また、ムラースィルーンによると、国防省と契約し、保健省で勤務する研修医や勤務医ら多数が、ダマスカスの大統領府(共和国大統領府事務総局)前でデモを行い、約11ヵ月にわたって給与および手当が支払われていないことに抗議した。
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イドリブ県では、ムラースィルーンによると、イドリブ市で、教師や教育関係者らが街頭でデモを行い、給与の低さ、労働条件の悪化、当局による要求の無視に抗議した。
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