ヒムス県ラブラ町で前日に発生したキリスト教徒とアラウィー派の殺害事件を受けて、住民らがゼネストを実施:イドリブ市でも教員らがストを実施(2025年11月10日)

ヒムス県では、シリア人権監視団によると、クサイル市近郊のラブラ町で前日にキリスト教徒(ファーディー・イーリヤー・アトルム氏)とアラウィー派(フサイン・ユースフ氏)が殺害されたことを受けて、住民らがゼネストを実施、商店が閉鎖され、学校や公共活動も停止した。

ゼネストはSNSを通じた呼びかけを受けたもので、住民数百人が葬儀に参列、町は悲しみと緊張に包まれた雰囲気となった。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、イドリブ市および同市郊外の約245校に及ぶ教育機関がストを実施、教員の給与引き上げや教育人材支援を求めた。

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