シャルア暫定大統領は、「ハマーへの献身」と銘打たれた復興支援キャンペーンに出席し、演説(2025年11月22日)


大統領府(フェイスブック)によると、アフマド・シャルア暫定大統領は、「ハマーへの献身」と銘打たれた復興支援キャンペーンに出席した。

大統領府(フェイスブック)によると、シャルア暫定大統領は会場で演説を行った。

SANAによると、演説の内容は以下の通り。

我々はハマーの人々を見捨てることはできない。だからこそ、急いでここに駆けつけ、この集いに加わった。特にハマーの人々は長い年月にわたって忍耐してきた。
昨年のちょうど今頃、我々は大いなる戦いである攻撃抑止の戦いの最終準備を進めていた。当時、国内情勢のすべてが、この戦いのために下された偉大な決断を取り消す方向に動いていた。しかし、状況を見極め、人々の士気を見て、シリアの人々が長い苦難の末にふさわしいものを考え、アッラーに委ねて進んだ。
それ以上に重要なのは、我々が「報復なき勝利」と述べたことだ。これは歴史でも稀なものであり、皆さんの手で実現したものである。
(ハマーの人々は)傷を乗り越え、前を向きつつも過去を忘れないことを教えてくれた…。未来を痛ましい過去に基づいて築くのではなく、諸国民の利益、そして第一にシリア人の利益に基づいて築かなければならない。
「今日は建設と復興の時代が始まった。集められた莫大な資金よりも重要なのは、シリアの人々の団結と相互協力によってこの国を建設することだ。
ハマー、ヒムス、イドリブ、ダイル・ザウル、ハサカ、ラッカ、ダルアー、アレッポ、ラタキア、タルトゥース、スワイダー、クナイトラの住民からなる国民は、繁栄し偉大な国を築くにふさわしい。我々は世界に誇ることのできる未来のシリアを築くべきだ…。今日、シリアは多くの課題に直面しているが、この善良な顔ぶれを前にすれば、それらを克服できると確信できる。
皆さんはシリアにおける平和的共存の極めて重要な模範である。人々はシリア人に分裂と不和を恐れさせようとしてきたが、ハマーは世界に対し、共存と理解ができることを証明した。我々はハマーを一切恐れていない。むしろそこから力を得ている。
我々はそれら(都市、インフラ)を再建する決意がある。破壊された地域の再建に参加し、人々の家や農地に戻す助けをする者には大きな名誉がある…。シリア人にはハマーに対して返すべき恩義があり、今日、それを愛と友愛をもって果たす義務がある。

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国防省(フェイスブック)によると、ムルハフ・アブー・カスラ国防大臣とアリー・ナアサーン参謀総長が国防省代表団とともに、同キャンペーンに出席した。

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