イスラエル軍がクナイトラ県アブー・クバイス丘に侵入、頂上一帯に展開(2025年12月1日)

クナイトラ県では、SANAシリア人権監視団によると、3台の車輛からなるイスラエル軍部隊がサイダー・ハーヌート村西および西ダワーヤ村周辺に侵入、西ダワーヤ村に駐留、同日無人航空機がサイダー・ハーヌート村上空を飛行した。

また、SANAシリア人権監視団によると、戦車3両と軍用車6台からなる別の部隊が、西アフマル丘からクードナ村、クードナ・ダム方面に侵入、西ダワーヤ村の端に到達した。

さらに、イスラエル軍の戦車2両がハミーディーヤ村方面に移動した。

また、SANAシリア人権監視団によると、戦車3両とHMMWV2台からなるイスラエル軍部隊が県南部のアブー・クバイス丘に侵入、頂上一帯に展開した。

さらに、SANAによると、3台の軍用車輛からなる別のイスラエル軍部隊がハミーディーヤ村から侵入し、東サムダーニヤ村に至る道路を通って、ジャッバー村およびウンム・バーティナ村方面に向かい、検問所を設置した。

このほか、SANAによると、軍用車4台と戦車2両からなるイスラエル軍部隊がハムーリーヤ丘に侵入した。

シリア人権監視団によると、イスラエル軍部隊が、ウンム・バートゥナ村へ侵入、同村とジャッバー村の間に検問所を設置した。

また、軍用車輛2台からなる別の部隊がブライカ村からクードナ村方向に侵入、その後西アフマル丘の基地に移動した。

**

ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、イスラエル軍は、ベイト・ジン村出身の住民1人を釈放した。

シリア人権監視団によると、11月30日深夜から12月1日早朝にかけて、イスラエルの無人航空機機が首都ダマスカス上空で飛行を続けた。

外務在外居住者省(フェイスブック)によると、同省のモハンマド・ターハー・アフマド・アラブ局長博士が、ダマスカスに駐在するアラブ諸国の外交使節団の団長・代表らとともに、バイト・ジン村を視察・慰問した。

(C)青山弘之 All rights reserved.