ダーイシュのメンバーが収容されているラッカ市のアクターン刑務所一帯で移行期政権に所属する武装勢力とシリア民主軍が交戦(2026年1月19日)

シリア民主軍は、フェイスブックを通じて声明を発表し、18日にアフマド・シャルア暫定大統領とシリア民主軍のマズルーム・アブディー総司令官との間で合意が交わされたにもかかわらず、移行期政権に所属する諸派が、ラッカ県アイン・イーサー市、ハサカ県シャッダーディー市、ラッカ市でシリア民主軍への攻撃を継続していると非難した。

シリア民主軍はまた、こうしたなかで、ダーイシュ(イスラーム国)のメンバーが多く収容されているラッカ市内のアクターン刑務所一帯で激しい戦闘が発生していることを明らかにした。

シリア民主軍はまた、フェイスブックを通じて別の声明を出し、アクターン刑務所に収容されているダーイシュのメンバーを安全な場所へ移送するため、米主導の有志連合との調整を続けてきたっが、有志連合はこれまでのところ具体的措置も講じていないと発表した。

シリア民主軍と、これまでに刑務所を守り、治安状況の崩壊を防ぐため責務に当たっていたシリア民主軍の兵士9人が死亡、20人が負傷していると付言した。

シリア民主軍は、フェイスブックを通じて、移行期政権諸派の戦車および砲兵部隊が、アクターン刑務所を砲撃していると発表した。

これらの勢力は刑務所への突入をすでに3度にわたって試み、シリア民主軍が抵抗を続けているという。

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一方、SANAは、18日の合意に基づき、アクターン刑務所周辺に、軍警察部隊が展開し、同施設の治安確保にあたっていると伝えた。

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シリア人権監視団によると、アクターン刑務所には1,500人以上のダーイシュ・メンバーが収監されている。

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