ロシアのプーチン大統領は、イドリブ県でのシリア軍によるトルコ軍車列爆撃について言及せず(2019年8月19日)

ロシアのヴラジミール・プーチン大統領は、フランスの首都パリでのエマニュエル・マクロン大統領との会談の冒頭、シリア情勢に言及、「ロシアはイドリブ県でテロリストを殲滅しようとするシリア軍の取り組みを支持する」と述べた。

プーチン大統領はまた「イドリブ県の90%はいわゆる「テロリスト」の支配下にあり、トルコはこの地域を無人偵察機で監視している…。ロシアもイドリブ県から世界の他の地域に戦闘員が移動している動きを監視しているが、これは極めて重大な問題だ」と付言した。

シャーム解放機構、国民解放戦線、イッザ軍などからなる反体制武装集団を支援するためにシリア領内に入ったトルコ軍の車列がシリア軍の爆撃を受けたことについては言及しなかった。

AFP, August 19, 2019、ANHA, August 19, 2019、AP, August 19, 2019、al-Durar al-Shamiya, August 19, 2019、Reuters, August 19, 2019、SANA, August 19, 2019、SOHR, August 19, 2019、UPI, August 19, 2019などをもとに作成。

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