シリアのアル=カーイダと目されるシャーム解放機構は組織内改革に着手、綱紀粛正をめざす(2019年9月13日)

イドリブ県を中心とする緊張緩和地帯第1ゾーンのほぼ全域の軍事・治安権限を握るシャーム解放機構は声明を出し、組織改革の一環として「最高検閲委員会」を設置すると発表した。

委員会設置は、幹部の1人で最近になって司令官職を解かれたアブー・アブド・アシュダー氏がビデオ・メッセージを通じて組織内の改革を訴えたことを受けた動きで、組織内の汚職や腐敗を監督するのが目的。

AFP, September 13, 2019、ANHA, September 13, 2019、AP, September 13, 2019、al-Durar al-Shamiya, September 13, 2019、Reuters, September 13, 2019、SANA, September 13, 2019、SOHR, September 13, 2019、UPI, September 13, 2019などをもとに作成。

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