マクガーク米大統領特使はシリア北東部国境地帯からの米軍撤退に踏み切ったトランプ大統領の決定を批判(2019年10月7日)

ブレット・マクガーク米大統領特使はツイッターのアカウント(https://twitter.com/brett_mcgurk/)で、ドナルド・トランプ米大統領が北・東シリア自治局の支配下にあるシリア北東部からの米軍部隊の撤退を決定し、対トルコ国境地帯の駐留部隊を撤退させたことに異議を唱える書き込みを連投した。

マクガーク特使は「トルコがシリア北東部に進入すれば、シリア民主軍を粉砕し、かつてのダーイシュの拠点が奪われ、ダーイシュ・メンバーを拘置している刑務所施設が破棄され、米軍部隊が小規模なまま駐留し続けることを不可能とする」、「これは戦争と平和、生と死にかかわる問題だ。我が国の軍高官、友好国、同盟国は決定が下される前に、慎重になるべきだ…。常軌を逸した揺れは、モスクワ、北京、テヘランにいる忍耐強い敵どもに利する」などと批判した。

AFP, October 7, 2019、ANHA, October 7, 2019、AP, October 7, 2019、al-Durar al-Shamiya, October 7, 2019、Reuters, October 7, 2019、SANA, October 7, 2019、SOHR, October 7, 2019、UPI, October 7, 2019などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.