ザマーン・ワスル(10月7日付)、スマート・ニュース(10月7日付)は、国民軍第3軍団の治安筋の話として、6日晩にトルコ軍高官と国民軍の司令官多数がアレッポ県北部のいわゆる「ユーフラテスの盾」地域で会合を開き、北・東シリア自治局支配下のシリア北東部への軍事侵攻作戦の準備について協議したと伝えた。
会合に参加したのは、国民軍に所属するシャーム戦線、ムウタスィム旅団、スルターン・ムラード師団、ハムザ師団の司令官で、シリア北東部に対する侵攻作戦の第1段階に参加、ハサカ県ラアス・アイン市、ラッカ県タッル・アブヤド市に進軍するという。
同治安筋によると、国民軍の戦闘員がシリア北東部への侵攻作戦で使用する軍服、装備、資金などをトルコから受け取り、作戦開始は「明日か明後日」になり、ラッカ県タッル・アブヤド市への侵攻が行われ、アレッポ県ラーイー村一帯で活動を続ける国民軍第3軍団の戦闘員約1,000人が参加する見込みだという。
AFP, October 7, 2019、ANHA, October 7, 2019、AP, October 7, 2019、al-Durar al-Shamiya, October 7, 2019、Reuters, October 7, 2019、SANA, October 7, 2019、SOHR, October 7, 2019、UPI, October 7, 2019などをもとに作成。
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