PYD(TEV-DEM)幹部のハリール氏「国家分裂を望まないがゆえに、国境地帯へのシリア軍の展開を求めた」(2019年10月14日)

北・東シリア自治局を主導するクルド民族主義組織の民主統一党(PYD)傘下の民主連合運動(TEV-DEM)幹部の1人アルダール・ハリール氏は、ローナーヒー・チャンネル(10月14日付)のインタビューに応じ、そのなかで北・東シリア自治局支配地域へのシリア軍の展開について、国境防衛にかかる相互理解に基づくもので、「最終合意ではなく、今後の協議を通じて自治承認の保障やアフリーンの解放がめざされる」と述べた。

ハリール氏は「この相互理解には、明確な条文はない。なぜなら、合意ではないからだ…。それぞれが異なることについて話している。我々はこの祖国の国境が脅威に晒されていると言っている。我々が国が分割されることを望んでいない。我々は、「国家分裂を望まないのなら、国境防衛は首都が行うべき任務だ」と(シリア政府側に)伝えた」と述べ、シリア政府との交渉の内幕を明らかにした。

AFP, October 14, 2019、ANHA, October 14, 2019、AP, October 14, 2019、al-Durar al-Shamiya, October 14, 2019、Reuters, October 14, 2019、Runahi Channel, October 14, 2019、SANA, October 14, 2019、SOHR, October 14, 2019、UPI, October 14, 2019などをもとに作成。

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