YPG主体のシリア民主軍のアブディー総司令官「米・トルコの停戦合意に従って撤退するのはタッル・アブヤド市からラアス・アイン市に至る地域だけで、ラアス・アイン市からの完全撤退はこの合意に基づくもの」(2019年10月20日)

人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍のマズルーム・アブディー総司令官はワール・チャンネル(10月20日付)の取材に応じ、そのなかで米国とトルコの停戦合意に従って撤退する地域が、ラッカ県タッル・アブヤド市からハサカ県ラアス・アイン市に至る地域に限定されることを明らかにした。

アブディー総司令官によると、ラアス・アイン市からのシリア民主軍の完全撤退はこの合意を受けたもので、国境地帯のそれ以外の都市から部隊を撤退する予定はないと述べた。

AFP, October 20, 2019、ANHA, October 20, 2019、AP, October 20, 2019、al-Durar al-Shamiya, October 20, 2019、Reuters, October 20, 2019、SANA, October 20, 2019、SOHR, October 20, 2019、UPI, October 20, 2019、War Channel, October 20, 2019などをもとに作成。

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