イドリブ県の反体制派支配地域では米国によるソレイマーニー司令官暗殺を祝うデモが発生(2020年1月3日)

イドリブ県では、ドゥラル・シャーミーヤ(1月3日付)によると、シャーム解放機構が軍事・治安権限を掌握しているイドリブ市で、集団礼拝後にデモが行われ、参加者は、米軍によるソレイマーニー司令官暗殺を祝うとともに、「シリア革命」の継続を訴えた。


またダーナー市、アズマリーン村、そしてハマー県のクマイナース村などでは、お菓子がふるまわれ、住民がソレイマーン司令官暗殺を歓迎したという。



また、シャーム自由人イスラーム運動のジャービル・アリー・バーシャー総司令官やシリア・ムスリム同胞団などといった反体制活動家・組織はツイッターやフェイスブックのアカウントでソレイマーニー司令官の死を喜ぶコメントを拡散した。

反体制組織のシリア対応調整者は声明を出し、シリア・ロシア両軍によるイドリブ県への攻撃によって11月以降、5万5,664世帯32万8418人が国内避難民(IDPs)となったと発表した。

 

AFP, January 3, 2020、ANHA, January 3, 2020、AP, January 3, 2020、al-Durar al-Shamiya, January 3, 2020、Reuters, January 3, 2020、SANA, January 3, 2020、SOHR, January 3, 2020、UPI, January 3, 2020などをもとに作成。

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