トルコ占領下のバーブ市(アレッポ県)で国民軍に所属する武装集団どうしが盗んだ家畜のシリア政府地域での密売をめぐって交戦(2020年1月9日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、トルコ占領下のバーブ市内で国民軍に所属する武装集団どうしが盗んだ家畜のシリア政府地域での密売をめぐって対立、交戦となった。

交戦したのはシャーム戦線と東部自由人連合の戦闘員どうしで、シャーム戦線は東部自由人連合の戦闘員17人を拘束、家畜を積んでいた車輌を押収した。

また、国民軍を構成するアル=カーイダ系のシャーム自由人イスラーム運動が、両組織の兵力を引き離すために、バーブ市内に増援部隊を派遣した。

なお、シリア人権監視団によると、この撃ち合いで、住民2人が巻き添えとなって死亡した。

AFP, January 9, 2020、ANHA, January 9, 2020、AP, January 9, 2020、al-Durar al-Shamiya, January 9, 2020、Reuters, January 9, 2020、SANA, January 9, 2020、SOHR, January 9, 2020、UPI, January 9, 2020などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.