イドリブ県での戦闘の逃れてきたIDPs約100人がトルコ占領下のアレッポ県北部を経てシリア政府と北・東シリア自治局が共同支配するユーフラテス川西岸のマンビジュ郡に避難(2020年1月23日)

アレッポ県では、ANHA(1月23日付)によると、イドリブ県での戦闘を逃れてきた国内避難民(IDPs)21世帯約100人が、シリア政府と北・東シリア自治局が共同支配するユーフラテス川西岸のマンビジュ郡に入った。

IDPsは、イドリブ県から県北部のトルコ占領地(「オリーブの枝」地域・「ユーフラテスの盾」地域)に入り、アウン・ダーダート村の通行所を経てシリア政府・北・東シリア自治局の支配地域に入り、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍に所属する民主北部旅団によって保護された。

なお、避難したIDPsによると、シリア政府・北・東シリア自治局の支配地域への避難を希望していた男性複数人がトルコ当局によって拘束されたという。

なお、イドリブ県から同地への住民の避難はこれが2度目だという。

AFP, January 23, 2020、ANHA, January 23, 2020、AP, January 23, 2020、al-Durar al-Shamiya, January 23, 2020、Reuters, January 23, 2020、SANA, January 23, 2020、SOHR, January 23, 2020、UPI, January 23, 2020などをもとに作成。

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