イドリブ県では、SANA(1月24日付)によると、シリア軍がシャーム解放機構などからなる反体制武装集団との戦闘の末、サムカ村、タッフ村、ダイル・シャルキー村を制圧(奪還)した。
シリア人権監視団によると、シリア軍はまた、ダイル・ガルビー村も制圧した。
これにより、シリア軍はマアッラト・ヌウマーン市から4キロの地点、トルコ軍の監視所が設置されているマアッルハッタート村が見渡せる高台に到達した。
シリア人権監視団によると、ロシア軍戦闘機がザーウィヤ山一帯、ハーッス村、マアッルディブサ村、アブー・ジュライフ村、ハーン・スブル村、サルジャ村、タッル・マンス村、ハントゥーティーン村を、シリア軍戦闘機がサラーキブ市およびその一帯、マアッラト・ヌウマーン市、バイニーン、サルジャ、M5高速道路沿線を爆撃、シリア軍ヘリコプターも、イフスィム町、マアッラト・ヌウマーン市、ハントゥーティーン村、ダイル・サンバル村、ハーッス村、タッル・マンス村、マアッルシューリーン村、ガドファ村、カフルルーマー村を「樽爆弾」で爆撃した。
また、シリア軍地上部隊がバアルブー村でシャーム解放機構、国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる「決戦」作戦司令室と激しく交戦した。
ダイル・シャルキー村を制圧したシリア軍地上部隊はさらに、マアッラト・ヌウマーン市南部で「決戦」作戦司令室と交戦、またサムカ村制圧後はアブー・ジュライフ村近郊の農場に進軍し、「決戦」作戦司令室と交戦した。
一連の戦闘で、シリア軍兵士7人と「決戦」作戦司令室の戦闘員16人が死亡した。
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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、ロシア軍戦闘機が第46中隊基地、マアーッラト・アルティーク村、マンスーラ村、アレッポ市ラーシディーン地区、ICARDA、カフルナーハー村、ハーン・アサル村、ウンム・アトバ村、アナダーン市を爆撃、シリア軍ヘリコプターもシュワイフナ丘、ハーン・トゥーマーン村を「樽爆弾」で爆撃した。
また、シリア軍地上部隊がシャーム解放機構などからなる反体制武装集団とアレッポ市ライラムーン地区、穀物集積拠点地区、マンヤーン村で交戦した。
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なお、シリア人権監視団によると、イドリブ県東部とアレッポ県西部での戦闘激化を受けて1月15日以降に国内避難民(IDPs)となった住民のはずは8万4000人に達しているという。
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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を115件(イドリブ県23件、ラタキア県16件、アレッポ県67件、ハマー県9件)確認したと発表した。
トルコ側の監視チームは停戦違反を111件(イドリブ県37件、ラタキア県6件、アレッポ県62件、ハマー県6件)確認した。
AFP, January 24, 2020、ANHA, January 24, 2020、AP, January 24, 2020、al-Durar al-Shamiya, January 24, 2020、Ministry of Defence of the Russian Federation, January 24, 2020、Reuters, January 24, 2020、SANA, January 24, 2020、SOHR, January 24, 2020、UPI, January 24, 2020などをもとに作成。
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