シリア軍はイドリブ県の4カ村を新たに制圧し、アレッポ市とハマー市を結ぶM5高速道路を寸断(2020年1月26日)

イドリブ県では、SANA(1月26日付)によると、シリア軍地上部隊がシャーム解放機構、国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる「決戦」作戦司令室と戦闘の末、マアッルシューリーン村、ザアラーナ村、ガドファ村、ダーナー市を制圧し、アレッポ市とハマー市を結ぶM5高速道路のマアッラト・ヌウマーン市・ハーン・スブル村間を寸断した。

これにより、シリア軍はM5高速道路上の拠点都市マアッラト・ヌウマーン市から1キロの地点に到達した。

一方、シリア人権監視団によると、シリア軍ヘリコプターがマアッルディブサ村を「樽爆弾」で爆撃し、女性1人を含む住民2人が死亡した。

シリア軍戦闘機は、サラーキブ市、ハーン・スブル村、ダーディーフ村を爆撃し、サラーキブ市で子ども1人が死亡した。

ロシア軍戦闘機も、マアッラト・ヌウマーン市、マアッルシューリーン村、マルアンド村、カフルナブル市を爆撃した。

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アレッポ県では、SANA(1月26日付)によると、シリア軍がシャーム解放機構などからなる反体制武装集団の支配下にあるバシュカーティーン村、ダーラト・イッザ市、アレッポ市ライラムーン地区を集中的に砲撃し、バシュカーティーン村では武装集団の武器弾薬庫を破壊した。

しかし、SANA(1月26日付)によると、アレッポ市ザフラー協会地区で、反体制武装集団が打った迫撃砲弾が4階建ての住居を直撃し、住民2人が瓦礫の下敷きになって死亡した。

また、シャーム解放機構に近いイバー・ネット(1月26日付)によると、シャーム解放機構戦闘員がアレッポ市の西側の入り口に位置するブユート・ムハンナー地区で爆弾を積んだ車でシリア軍部隊に対して自爆攻撃を行い、兵士11人が死亡、18人が負傷したという。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、シャーム解放機構、国民解放戦線などからなる「決戦」作戦司令室が、シリア政府支配下のカフルズィーター市を砲撃した。

AFP, January 26, 2020、ANHA, January 26, 2020、AP, January 26, 2020、al-Durar al-Shamiya, January 26, 2020、Reuters, January 26, 2020、SANA, January 26, 2020、Shabaka Iba’ al-Ikhbariya, January 26, 2020、SOHR, January 26, 2020、UPI, January 26, 2020などをもとに作成。

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