反体制系サイトはイドリブ県に展開するシリア軍兵士の新型コロナウイルスの感染が確認されたと伝える(2020年3月26日)

反体制系サイトのサウト・アースィマ(3月26日付)は、某消息筋の話として、イドリブ県ザーウィヤ山一帯に展開するシリア軍兵士が新型コロナウイルスに感染したと伝えた。

感染が確認されたのは、ダマスカス郊外県東グータ地方ドゥーマー市出身の兵士1人で、名前はムウタッズ・トゥウマ。

トゥウマ氏は「イランの民兵」の一つでアフガン人から構成されるファーティミーユーン旅団と共に行動していたが、体調を崩し、休暇をとってドゥーマー市の自宅に帰宅していた。

帰宅に先立って、ヒムス県の病院で新型コロナウイルスの感染を確認するためのPCR検査を受けていたが、23日に陽性と診断され、ダマスカス郊外県の第601軍事病院に搬送、隔離されたという。

AFP, March 26, 2020、ANHA, March 26, 2020、AP, March 26, 2020、al-Durar al-Shamiya, March 26, 2020、Reuters, March 26, 2020、SANA, March 26, 2020、SOHR, March 26, 2020、Sawt al-‘Asima, March 26, 2020、UPI, March 26, 2020などをもとに作成。

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