ロシア合同連携センターとシリア国外難民帰還調整委員会は米国が新型コロナウイルス感染拡大に乗じてルクバーン・キャンプのテロリストに物資供与を試みていると批判(2020年3月28日)

ロシア合同連携センターとシリア国外難民帰還調整委員会は共同声明を出し、米国が、新型コロナウイルス感染拡大に乗じて、米主導の有志連合の占領下にあるヒムス県南東部のタンフ国境通行所一帯地域(55キロ地帯)に面するヨルダン北東部のルクバーン・キャンプへの人道支援物資と称して、同地の「テロリスト」への物資供与を試み、国連に圧力をかけてこれを認めさせようとしていると非難した。

両センターは、ルクバーン・キャンプの人道状況は米国による違法な占領の結果だと指摘、ロシアとシリアはその封鎖を解除するために必要なすべての措置を講じていると強調した。

AFP, March 28, 2020、ANHA, March 28, 2020、AP, March 28, 2020、al-Durar al-Shamiya, March 28, 2020、Reuters, March 28, 2020、SANA, March 28, 2020、SOHR, March 28, 2020、UPI, March 28, 2020などをもとに作成。

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