ハサカ県では、ANHA(4月12日付)によると、北・東シリア自治局の緊急事態対応チームがダマスカス国際空港発の旅客機でカーミシュリー国際空港に到着した民間人に対して、新型コロナウイルスの感染を確認するための初期検査を実施した。
緊急事態対応チームが検査を実施するのは、4月5日以降今回が5回目。
検査を受けた乗客は隔離センターに移送され、14日間センターで滞在、感染が確認されなければ、センターから出られ、感染が確認されれば、感染者を隔離するための施設に移される。
しかし、検査を実施していたチームは、空港を管理するシリア政府当局の「嫌がらせ」を受け、検査を中止、退去を余儀なくされた。
AFP, April 12, 2020、ANHA, April 12, 2020、AP, April 12, 2020、al-Durar al-Shamiya, April 12, 2020、Reuters, April 12, 2020、SANA, April 12, 2020、SOHR, April 12, 2020、UPI, April 12, 2020などをもとに作成。
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