英国を拠点に活動する反体制系NGOのシリア人権監視団によると、ロシア・トルコ首脳会談で合意された停戦が発効(3月5日深夜)してから65日目となる5月9日、シリア・ロシア軍、トルコ軍の爆撃は確認されなかった。
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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を確認しなかったと発表した。
トルコ側の監視チームは停戦違反を確認しなかった。
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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、イドリブ県との県境に位置するミーズナーズ村一帯に展開するシリア軍部隊が、同村の住民1人を狙撃し、射殺した。
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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるファッティーラ村一帯を砲撃した。
「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。
これに対して、「決戦」作戦司令室は、マアッラト・ウルヤー村に潜入しようとしたシリア軍部隊を撃退した。
一方、トルコ軍は、兵站物資などを積んだ車輌20輌をカフル・ルースィーン村に違法に設置されている国境通行所からシリア領内に新たに進入させた。
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ラタキア県では、シリア人権監視団によると、反体制武装集団が県北部のシリア政府支配地域を砲撃した。
これに対して、シリア軍も反体制武装集団の支配下にあるイドリブ県のキンダ村一帯を砲撃した。
AFP, May 9, 2020、ANHA, May 9, 2020、AP, May 9, 2020、al-Durar al-Shamiya, May 9, 2020、Ministry of Defence of the Russian Federation, May 9, 2020、Reuters, May 9, 2020、SANA, May 9, 2020、SOHR, May 9, 2020、UPI, May 9, 2020などをもとに作成。
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