イドリブ県で活動するアル=カーイダ系の武装集団5組織が「堅固に持せよ」作戦司令室として糾合(2020年6月12日)

シリア北西部のイドリブ県で活動を続けるアル=カーイダ系の武装集団5組織が共同声明を出し、「堅固に持せよ」作戦司令室として糾合したと発表した。

作戦司令室の名はコーランの戦利品章(第8章)の第45節「あなたがた信仰する者よ、(敵の)軍勢と遭遇する時は堅固に持して、専らアッラーを唱念せよ。恐らくあなたがたは勝利を得るであろう」にちなんだもの。

「堅固に持せよ」作戦司令室に参加したのは、ジハード調整、アブー・マーリーク・シャーミー氏が率いるアンサール戦士旅団、アンサール・イスラーム集団、アンサール・ディーン戦線、フッラース・ディーン機構。

声明においては、5組織は、「侵略者の一群を押しのけ、占領者の陰謀を打ち砕くため、「堅固に持せよ」作戦司令室の結成を宣言する」と表明している。

AFP, June 12, 2020、ANHA, June 12, 2020、AP, June 12, 2020、al-Durar al-Shamiya, June 12, 2020、Reuters, June 12, 2020、SANA, June 12, 2020、SOHR, June 12, 2020、UPI, June 12, 2020などをもとに作成。

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