英国を拠点に活動する反体制系NGOのシリア人権監視団によると、ロシア・トルコ首脳会談で合意された停戦が発効(3月5日深夜)してから104日目となる6月17日、シリア・ロシア軍、トルコ軍の爆撃は確認されなかった。
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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がザーウィヤ山地方のフライフィル村を砲撃、反体制武装集団と交戦した。
シリア軍はまた、タフタナーズ市東部に展開する部隊が、住民を狙撃し、殺害した。
一方、トルコ軍は、兵站物資を積んだ車輌20輌をカフル・ルースィーン村に違法に設置されている国境通行所からシリア領内に新たに進入させた。
また、トルコ軍憲兵隊が国境地帯で、マアッラト・ヌウマーン市出身の国内避難民(IDPs)に向けて発砲し、子供1人が死亡、女性1人と子供1人が負傷した。
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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を3件(イドリブ県0件、ラタキア県0件、アレッポ県3件、ハマー県0件)確認したと発表した。
トルコ側の監視チームは停戦違反を1件(イドリブ県0件、ラタキア県0件、アレッポ県1件、ハマー県0件)確認した。
AFP, June 17, 2020、ANHA, June 17, 2020、AP, June 17, 2020、al-Durar al-Shamiya, June 17, 2020、Ministry of Defence of the Russian Federation, June 17, 2020、Reuters, June 17, 2020、SANA, June 17, 2020、SOHR, June 17, 2020、UPI, June 17, 2020などをもとに作成。
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