ロシア国防省は、合同調整センター所轄の難民受入移送居住センターの日報(6月23日付)を公開し、6月22日に難民29人(うち女性9人、子供15人)が新たに帰国したと発表した。
このうちレバノンから帰国したのは難民29人(うち女性9人、子供15人)、ヨルダンから帰国したのは0人。
これにより、2018年7月18日以降に帰国したシリア難民の数は581,052人となった。
内訳は、レバノンからの帰還者185,804人(うち女性55,880人、子ども94,485人、ザムラーニー国境通行所、ジュダイダト・ヤーブース国境通行所、ダブスィーヤ国境通行所、クサイル国境通行所、タッルカルフ国境通行所を経由して帰国)、ヨルダンからの帰国者395,248人(うち女性118,618人、子ども201,569人、ナスィーブ国境通行所を経由して帰国)。
43カ国で難民登録したシリア人の数は6,706,751人。
なお、ロシアがシリア領内で航空作戦を開始した2015年9月30日以降に帰国した難民の数は810,332人(うち女性243,156人、子供412,976人)となった。
Ministry of Defence of the Russian Federation, June 23, 2020をもとに作成。
(C)青山弘之 All rights reserved.