北・東シリア自治局の支配下のダイル・ザウル県でシリア民主軍への襲撃続く(2020年9月6日)

ダイル・ザウル県では、SANA(9月6日付)によると、北・東シリア自治局の支配下にあるズィーバーン町とブサイラ市近郊で、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍が正体不明の武装集団の襲撃を受け、車輌2輌が大破、乗っていた戦闘員複数人が負傷した。

一方、シリア人権監視団によると、北・東シリア自治局の支配下のスブハ村でオートバイに乗った正体不明の武装集団が、シリア民主軍の戦闘員と元司令官が乗った車を襲撃し、2人を負傷させた。

襲撃された元司令官は、数年前にダーイシュ(イスラーム国)メンバーの妻たちの身柄を、ブサイラ市のコミューン(北・東シリア自治局の末端の自治体)長とともに、シリア民主軍に引き渡したとされる人物。

コミューン長は、2019年3月に殺害されている。

AFP, September 6, 2020、ANHA, September 6, 2020、al-Durar al-Shamiya, September 6, 2020、Reuters, September 6, 2020、SANA, September 6, 2020、SOHR, September 6, 2020などをもとに作成。

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