ロシア当事者和解調整センターは、シャーム解放機構がイドリブ県で化学兵器攻撃を偽装する準備を進めていると発表(2020年9月11日)

ラタキア県フマイミーム航空基地のシリア駐留ロシア軍司令部に設置されている当事者和解調整センターのアレクサンドル・グリンキェヴィチ(Alexander Grynkiewicz)副センター長(海軍少将)は声明を出し、イドリブ県内の緊張緩和地帯南部で、シャーム解放機構(旧シャームの民のヌスラ戦線)が、化学兵器を使用し、シリア軍による攻撃を偽装する準備をしているとの情報を得た、と発表した。

グリンキェヴィチ副センター長によると、シャーム解放機構が化学兵器の使用を偽装しようとしているのはザーウィヤ山地方で、外国人が派遣され、撮影やSNSを通じた偽情報の拡散を準備しているという。

AFP, September 11, 2020、ANHA, September 11, 2020、al-Durar al-Shamiya, September 11, 2020、Reuters, September 11, 2020、SANA, September 11, 2020、SOHR, September 11, 2020などをもとに作成。

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