イドリブ県の緊張緩和地帯(第1ゾーン)は、ロシア・トルコが3月5日の首脳会談で停戦に合意してから192日目を迎えた。
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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、「決戦」作戦司令室の支配下にあるザーウィヤ山地方のカンスフラ村、カフル・ウワイド村、ファッティーラ村、スフーフン、フライフィル村に対して、シリア軍が砲弾190発以上を打ち込んだ。
「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。
これに対して「決戦」作戦司令室も応戦し、砲撃戦となった。
「決戦」作戦司令室はまた、シリア政府の支配下にあるダール・カビーラ村を砲撃、ザーウィヤ山地方のルワイハ村近郊でシリア軍兵士を狙撃し、殺害した。
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ハマー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるガーブ平原のズィヤーラ町、サルマーニーヤ村、ドゥワイル・アクラード村、アンカーウィー村、カーヒラ村を砲撃した。
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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、タスィール町で、シリア政府との和解に応じ、空軍情報部に勤務していた元反体制武装集団司令官が、正体不明の武装集団の襲撃を受けて死亡した。
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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を2件(イドリブ県1件、ラタキア県0件、アレッポ県1件、ハマー県0件)確認したと発表した。
トルコ側の監視チームは停戦違反を確認しなかった。
AFP, September 14, 2020、ANHA, September 14, 2020、al-Durar al-Shamiya, September 14, 2020、Ministry of Defence of the Russian Federation, September 14, 2020、Reuters, September 14, 2020、SANA, September 14, 2020、SOHR, September 14, 2020などをもとに作成。
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