ダルアー県フラーク市で当局の恣意的逮捕に抗議するデモ、アサド大統領の写真が燃やされる(2020年10月26日)

ダルアー県では、シリア人権監視団によると、シリア政府支配下のフラーク市で住民が、当局による恣意的逮捕に抗議し、ゼネストを実施、市内のほぼすべての商店が休業した。

また、市内では、一部住民が主要な道路をタイヤを燃やすなどして封鎖、アサド大統領の写真を燃やすなどして抗議の意思を示した。

さらに、武装した住民が市内にあるシリア軍の検問所を襲撃し、士官1人を含む兵士複数人を拉致した。

抗議行動は、フラーク市出身者2人が、首都ダマスカスで逮捕されたのを受けたもの。

逮捕された2人のうちの1人は、クウェートから帰国したばかりだったという。

一方、シリア政府支配下のサナマイン市で正体不明の武装集団がサナマイン市の市長を襲撃し、殺害した。

また、タファス市でも住民1人が何者かによって殺害された。

AFP, October 26, 2020、ANHA, October 26, 2020、al-Durar al-Shamiya, October 26, 2020、Reuters, October 26, 2020、SANA, October 26, 2020、SOHR, October 26, 2020などをもとに作成。

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