シリア国民連合のハリーリー代表が治安当局の便宜供与を受けていたことを示すとされる文書がSNSを通じて拡散(2020年11月23日)

トルコの支援を受けるシリア革命反体制勢力国民連立(シリア国民連合)のナスル・ハリーリー代表が、シリアの治安当局の便宜供与を受けていたことを示すとされる文書の画像がSNSを通じて拡散された。

拡散された文書の真偽は不明。

国民安全保障会議が2011年11月22日に発効したとされるこの文書には、「第1622号」という番号が付され、「すべての治安機関、軍・警察部隊に、1977年、ダルアー県生まれのナスル・ムーサー・ハリーリー博士の任務と行動の便宜を図り、軍の回線の使用を許可されたい。これは治安上の必要による」と記載され、国民安全保障会議長(アリー・マムルーク少将)の署名と押印がなされている。

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シャーム解放機構は声明を出し、シリア革命反体制勢力国民連立(シリア国民連合)による「国民選挙弁務官事務所」設置を拒否すると表明した。

AFP, November 23, 2020、ANHA, November 23, 2020、al-Durar al-Shamiya, November 23, 2020、Reuters, November 23, 2020、SANA, November 23, 2020、SOHR, November 23, 2020などをもとに作成。

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