トルキスタン・イスラーム党は声明を出し、米国による外国テロ組織(FTO)指定解除について「中国の弾圧激化で米国がテロ組織でないことをわかったため」と表明(2020年12月2日)

シリアのイドリブ県中北部を中心とするいわゆる「解放区」で活動するトルキスタン・イスラーム党は声明を出し、11月6日にマイク・ポンペオ米国務長官が東トルキスタン・イスラーム運動を外国テロ組織(FTO)から除外したことに関して、「トルキスタン住民はみな米国の決定に喜んでいる。また、この決定がなされるために支援をしてくれたすべての国と組織に感謝する」と表明した。

そのうえで、FTOに指定されていたことについては、「米国と一部諸国は、みなの敵となった「中国の欺瞞」によってトルキスタン・イスラーム党をテロのリストに記載していた」としたうえで、「占領国である中国による東トルキスタンへの抑圧の激化を受けて、米政権は、この党がテロ組織ではなく、中国の不正に立ち向かう党で、東トルキスタンの自由とその人民の権利保護を得ようとしていることがわかった」と主張した。

AFP, December 3, 2020、ANHA, December 3, 2020、al-Durar al-Shamiya, December 3, 2020、Reuters, December 3, 2020、SANA, December 3, 2020、SOHR, December 3, 2020などをもとに作成。

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