ロシア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるラタキア県クルド山地方のカッバーナ村一帯を爆撃(2020年12月20日)

ラタキア県では、シリア人権監視団によると、ロシア軍戦闘機複数機が「決戦」作戦司令室の支配下にあるクルド山地方のカッバーナ村一帯を爆撃した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

また、シリア軍も同地一帯を砲撃し、戦闘員1人が死亡、2人が負傷した。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるザーウィヤ山地方のバイニーン村の森林地帯に潜入、「決戦」作戦司令室と交戦した。

一方、トルコ軍は、兵站物資を積んだ車輌約25輌をカフル・ルースィーン村に違法に設置されている国境通行所からシリア領内に新たに進入させた。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、シリア政府の支配下にあるムザイリーブ町でシリア政府との和解に応じ、第4師団に従軍していた元反体制武装集団のメンバー1人が正体不明の武装集団によって殺害された。

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を39件(イドリブ県24件、ラタキア県4件、アレッポ県2件、ハマー県9件)確認したと発表した。

シリア政府によると、停戦違反は36件。

一方、トルコ側の監視チームは停戦違反を確認しなかった。

AFP, December 20, 2020、ANHA, December 20, 2020、al-Durar al-Shamiya, December 20, 2020、Ministry of Defence of the Russian Federation, December 20, 2020、Reuters, December 20, 2020、SANA, December 20, 2020、SOHR, December 20, 2020などをもとに作成。

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