イドリブ県では、シリア人権監視団によると、「決戦」作戦司令室がシリア政府の支配下にあるサラーキブ市一帯、ハザーリーン村、カフルナブル市を砲撃した。
「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。
これに対して、シリア軍は「決戦」作戦司令室の支配下にあるザーウィヤ山地方のカンスフラ村、ファッティーラ村、スフーフン村、バイニーン村、フィライフィル村、バーラ村などを砲撃した。
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ラタキア県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるクルド山地方のカッバーナ村一帯を砲撃した。
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ハマー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるガーブ平原のズィヤーラ町一帯を砲撃した。
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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、シリア政府の支配下にあるサフム・ジャウラーン村で軍事情報局隊員1人とシリア軍第4師団の兵士1人が正体不明の武装集団の襲撃を受けて死亡した。
またダーイル町では、空軍情報部のメンバー2人がオートバイに乗った正体不明の武装集団の襲撃を受けて、死亡した。
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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を38件(イドリブ県19件、ラタキア県13件、アレッポ県4件、ハマー県2件)確認したと発表した。
シリア政府によると、停戦違反は33件。
一方、トルコ側の監視チームは、停戦違反を3件確認したと発表した(ただし、ロシア側はこれらの違反を確認していない)。
AFP, December 21, 2020、ANHA, December 21, 2020、al-Durar al-Shamiya, December 21, 2020、Ministry of Defence of the Russian Federation, December 21, 2020、Reuters, December 21, 2020、SANA, December 21, 2020、SOHR, December 21, 2020などをもとに作成。
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