ドゥラル・シャーミーヤ(1月6日付)は、複数のメディア筋の話として、国民合意政府(GNA)を支援するため、トルコによってリビアに派遣されていたシリア人傭兵(国民軍)の戦闘員多数が、首都トリポリの基地を脱出し、ヨーロッパに向かったと伝えた。
ヨーロッパに脱走したのは、国民軍に所属するハムザ師団とスルターン・ムラード師団の戦闘員10人以上で、トリポリ市内の基地を抜け出し、海路でイタリアに向かったという。
戦闘員らは、リビア人密輸業者に金を支払い、逃走の手助けを受けており、同様の事案はこれまでにも多数発生しているという。
AFP, January 6, 2021、ANHA, January 6, 2021、al-Durar al-Shamiya, January 6, 2021、Reuters, January 6, 2021、SANA, January 6, 2021、SOHR, January 6, 2021などをもとに作成。
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