北・東シリア自治局の支配下にあるアズバ村の住民が、シリア政府下の7カ村の住民とともにシリア民主軍の徴兵を拒否するデモを行い、シリア民主軍部隊を放逐(2021年1月8日)

ダイル・ザウル県では、SANA(1月8日付)によると、北・東シリア自治局の支配下にあるアズバ村では、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍の部隊が住民の男性1人を拘束、連行しようとしたが、住民が抵抗し、この部隊を同村から放逐した。

これに関して、シリア人権監視団は、アズバ村で、住民がシリア民主軍による徴兵を拒否する抗議デモを行い、これにシリア政府の支配下にある7カ村の住民も参加、ダイル・ザウル県とハサカ県を結ぶ街道をタイヤを燃やすなどして封鎖したと発表した。

ブサイラ市でも、シリア民主軍の部隊が強制捜査を行い、住民多数を拘束、連行した。

一方、シリア人権監視団によると、ブサイラ市で、リア民主軍の兵士1人が正体不明の武装集団に撃たれて死亡した。

また、ズガイル・ジャズィーラ村でも、シリア民主軍2人が撃たれて死亡した。

AFP, January 8, 2021、ANHA, January 8, 2021、al-Durar al-Shamiya, January 8, 2021、Reuters, January 8, 2021、SANA, January 8, 2021、SOHR, January 8, 2021などをもとに作成。

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