イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるルワイハ村一帯への潜入を試み、両者の間で戦闘が発生した。
「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。
シリア軍はまた「決戦」作戦司令室の支配下にあるザーウィヤ山地方のフライフィル村、バイニーン村、バーラ村、ファッティーラ村を砲撃した。
一方、トルコ軍は、兵站物資を積んだ車輌約30輌をカフル・ルースィーン村に違法に設置されている国境通行所からシリア領内に新たに進入させた。
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ハマー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるガーブ平原各所を砲撃した。
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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、シリア政府の支配下にあるムザイリーブ町で何者かが軍事治安局のメンバーを銃で撃ち、殺害した。
また、ナワー市西の街道で、シリア軍第4師団の検問所が正体不明の武装集団の襲撃を受け、兵士2人が死亡した。
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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を17件(イドリブ県9件、ラタキア県3件、アレッポ県4件、ハマー県1件)確認したと発表した。
シリア政府によると、停戦違反は15件。
一方、トルコ側の監視チームは、停戦違反を7件確認したと発表した(ただし、ロシア側はこれらの違反を確認していない)。
AFP, January 19, 2021、ANHA, January 19, 2021、al-Durar al-Shamiya, January 19, 2021、Ministry of Defence of the Russian Federation, January 19, 2021、Reuters, January 19, 2021、SANA, January 19, 2021、SOHR, January 19, 2021などをもとに作成。
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