All4syriaを運営するジャーナリストで政治評論家のアイマン・アブドゥンヌール氏は、アラビーヤ・チャンネル(1月20日付)の電話取材に応じ、そのなかで、同氏がプラン2、ないしはプランBと呼ぶアサド大統領からアスマー・アフラス大統領夫人への大統領の交代によっても、欧米諸国によって受けいられない場合に備えて、第3のシナリオ、ないしはプランCが浮上していると主張した。
第3のシナリオ、ないしはプランCとは、シリアの宗教・宗派構成において、多数派を占めるイスラーム教スンナ派の「人物」をアサド大統領の後任に据えるというもの。
この「人物」は、軍関連の機関に所属する元少将、あるいは元准将で、「革命期においてアサド軍が関与した殺戮に参加してしてない」人物になる可能性が高いという。
AFP, January 20, 2021、Alarabia, January 20, 2021、ANHA, January 20, 2021、al-Durar al-Shamiya, January 20, 2021、Reuters, January 20, 2021、SANA, January 20, 2021、SOHR, January 20, 2021などをもとに作成。
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