ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団が複数筋の情報をもとに発表したところによると、レバノンのヒズブッラーが、シリア政府の支配下にあるダイル・ザウル市ハラービシュ地区の農村開発センターに設置している本部で、戦闘員の募集を開始した。
採用された戦闘員には月額で150米ドルが支給されるという。
なお、こうした動きと並行して、イラン・イスラーム革命防衛隊も、サイイダ・ザイナブ旅団と名付けられた地元住民からなる民兵を新たに組織している。
サイイダ・ザイナブ旅団には現在、マヤーディーン市出身者を主体とする約100人が参加して、多数の国防隊メンバーらが高額な収入を目当てに移籍すると見られるという。
AFP, January 27, 2021、ANHA, January 27, 2021、al-Durar al-Shamiya, January 27, 2021、Reuters, January 27, 2021、SANA, January 27, 2021、SOHR, January 27, 2021などをもとに作成。
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