シリア人権監視団によると、ラッカ県タッル・アブヤド市一帯およびハサカ県ラアス・アイン市一帯からなるトルコ占領下のいわゆる「平和の泉」地域で活動する国民軍所属の東部自由人連合の傘下組織が活動を中止した。
活動を中止したのは、カーディスィーヤ旅団(クロコダイル大隊)、ハッターブ旅団、スンナの鷹旅団、アスルの民旅団。
いずれもダイル・ザウル県出身者によって構成されている。
このうち、カーディスィーヤ旅団は、ファイサル・バッルー氏が指揮、2013年にシャームの民のヌスラ戦線(現シャーム解放機構)に忠誠(バイア)を誓ったのち、2014年にダーイシュ(イスラーム国)に参加、その後、ダーイシュを離反し、国民軍に参加した。
ダーイシュ(イスラーム国)に忠誠を誓っていたファイサル・バッルー氏率いる
活動中止は、東部自由人連合への協力をめぐる交渉が決裂したためだという。
AFP, January 31, 2021、ANHA, January 31, 2021、al-Durar al-Shamiya, January 31, 2021、Reuters, January 31, 2021、SANA, January 31, 2021、SOHR, January 31, 2021などをもとに作成。
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