『ウォール・ストリート・ジャーナル』:バイデン米大統領はシリア南東部への爆撃で、攻撃を計画していた2カ所の標的のうち1カ所への攻撃を直前に中止していた(2021年3月5日)

『ウォール・ストリート・ジャーナル』(3月5日付)は、ジョー・バイデン米大統領が2月26日のシリア南東部ダイル・ザウル県への爆撃で、攻撃を計画していた2カ所の標的のうち1カ所への攻撃を直前に中止していたと伝えた。

同雑誌によると、バイデン大統領は、標的の一つの施設内の中庭に、女性1人と子供複数人がいたことを確認したため、F15E戦闘機が現場に向かうなか、攻撃の約30分前に見送りを決定し、1カ所だけを爆撃することを決断していたという。

AFP, March 6, 2021、ANHA, March 6, 2021、al-Durar al-Shamiya, March 6, 2021、Reuters, March 6, 2021、SANA, March 6, 2021、SOHR, March 6, 2021、The Wall Street Journal, March 5, 2021などをもとに作成。

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