トルコ軍国境警備隊がハサカ県北部で越境を試みたシリア人家族に発砲、子供1人射殺(2021年3月10日)

ハサカ県では、シリア人権監視団によると、トルコ軍国境警備隊がシリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるアブー・ラースィーン町近郊のアッラーダ村から越境を試みたシリア人家族に発砲、子供1人を射殺した。

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アレッポ県では、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍傘下のマンビジュ軍事評議会が、シリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるマンビジュ市を訪問しようとしたシリア・ムスタクバル党の使節団にトルコ軍が攻撃を加えたと発表した。

ANHA(3月10日付)が伝えた。

一方、SANA(3月10日付)、シリア人権監視団によると、トルコの占領下にあるバーブ市南の教練キャンプの塀で爆発が発生し、シリア国民軍に所属するハムザート師団の戦闘員複数人が負傷した。

AFP, March 10, 2021、ANHA, March 10, 2021、al-Durar al-Shamiya, March 10, 2021、Reuters, March 10, 2021、SANA, March 10, 2021、SOHR, March 10, 2021などをもとに作成。

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