ラッカ県では、ANHA(3月20日付)によると、トルコ軍とその支援を受けるシリア国民軍が、シリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるアイン・イーサー市西のマアラク村、サイダー村などを砲撃、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍が応戦した。
これに関して、シリア民主軍の広報センターは声明を出し、20日の戦闘で、シリア民主軍戦闘員8人を殺害、10人を負傷させたと発表した。
その後、トルコ軍戦闘機が、シリア領空を侵犯、マアラク村一帯に対して爆撃を行った。
爆撃は、シリア民主軍が、マアラク村に侵攻したシリア国民軍を迎撃、これを包囲したのを受けたもの。
シリア人権監視団によると、トルコ軍が同地で爆撃を行うのは、2019年10月の「平和の泉」作戦以来17ヶ月ぶり。
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ハサカ県では、SANA(3月20日付)によると、トルコ軍とその支援を受けるシリア国民軍が、シリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるタッル・タムル町近郊のハンワ村を砲撃し、住居などに物的被害が出た。
ANHA(3月20日付)によると、この砲撃でシリア軍兵士1人が負傷した。
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アレッポ県では、ANHA(3月20日付)によると、トルコ軍とその支援を受けるシリア国民軍が、シリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるタッル・リフアト市を砲撃した。
一方、SANA(3月20日付)によると、トルコ占領下のバーブ市のタウヒード・モスク近くで車に仕掛けられていた爆弾が爆発し、シリア国民軍の戦闘員と住民多数が死傷した(シリア人権監視団によると、1人死亡、7人負傷)。
AFP, March 20, 2021、ANHA, March 20, 2021、al-Durar al-Shamiya, March 20, 2021、Reuters, March 20, 2021、SANA, March 20, 2021、SOHR, March 20, 2021などをもとに作成。
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