シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるアレッポ県アターリブ市の病院を砲撃し6人死亡、「決戦」作戦司令室が報復としてアレッポ市を砲撃し2人死亡(2021年3月21日)

アレッポ県では、シリア人権監視団、ドゥラル・シャーミーヤ(3月21日付)によると、県西部の第46中隊基地に展開するシリア軍部隊が、「決戦」作戦司令室の支配下にあるアターリブ市を砲撃、砲弾6発以上が市内のマガーラ病院に着弾し、子供1人と医療スタッフ1人を含む6人が死亡、多数が負傷した。

攻撃により病院の施設は利用不能となったという。

これに対して、「決戦」作戦司令室は報復として第46中隊基地に対して砲撃を行った。

SANA(3月21日付)によると、この報復砲撃により、シリア政府の支配下にあるアレッポ市サーリヒーン地区、フィルドゥース地区に砲弾が着弾し、住民2人が死亡、子供を含む多数が負傷した。



AFP, March 21, 2021、ANHA, March 21, 2021、al-Durar al-Shamiya, March 21, 2021、Reuters, March 21, 2021、SANA, March 21, 2021、SOHR, March 21, 2021などをもとに作成。

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