フッラ・チャンネル(5月5日付)は、ハーリド・フマイダーン総合情報部長官(大将)を代表とするサウジアラビアの使節団がシリアを訪問し、アサド大統領、アリー・マムルーク国民安全保障会議議長と会談、二国間関係の改善と国交回復について意見を交わしたとの報道に関して、米国務省の高官が匿名を条件に、米国が会談を承知していると述べたと伝えた。
同高官は、会合がダマスカスのサウジアラビア大使館の再開と二国間関係正常化を検討するのが目的だとしたうえで、シリアと地域の安定はすべてのシリア人の意思を代表する政治解決に至らない限り実現し得ないと付言した。
AFP, May 5, 2021、ANHA, May 5, 2021、al-Durar al-Shamiya, May 5, 2021、Alhurra, May 5, 2021、Reuters, May 5, 2021、SANA, May 5, 2021、SOHR, May 5, 2021などをもとに作成。
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