シリア軍がイドリブ県サラーキブ市近郊でシャーム軍団の司令官1人を殺害(2021年5月9日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるザーウィヤ山地方のバーラ村、ファッティーラ村、バイニーン村、ウライフィル村、スフーフン村一帯、バーラ村を砲撃した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

シリア軍はまた、政府支配下のサラーキブ市近郊で国民解放戦線に所属するシャーム軍団の司令官1人を殺害した。

これに対して、「決戦」作戦司令室は、シリア政府の支配下にある県南部のマアッラト・マルハス村近郊でシリア軍兵士を狙撃、1人を殺害した。

「決戦」作戦司令室はまた、ミラージャ村、ダール・カビーラ村を砲撃した。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるガーブ平原一帯を砲撃した。

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アレッポ県では、ドゥラル・シャーミーヤ(5月9日付)によると、シリア政府の支配下にあるアレッポ市のサアドッラー・ジャービリー広場の近くにあるバーブ・ジュナイン公園(通称大統領広場)にあるハーフィズ・アサド前大統領の銅像前で何者かが爆弾を爆発させ、その映像がYoutubeで公開された。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、シリア政府の支配下にあるタッル・シハーブ町でシリア軍第4師団の兵士が何者かによって銃で撃たれて死亡した。

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を53件(イドリブ県29件、ラタキア県9件、アレッポ県6件、ハマー県9件)確認したと発表した。

シリア政府によると、停戦違反は47件。

一方、トルコ側の監視チームは、停戦違反を35件確認したと発表した(ただし、ロシア側はこれらの違反を確認していない)。

AFP, May 9, 2021、ANHA, May 9, 2021、al-Durar al-Shamiya, May 9, 2021、Ministry of Defence of the Russian Federation, May 9, 2021、Reuters, May 9, 2021、SANA, May 9, 2021、SOHR, May 9, 2021などをもとに作成。

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