イドリブ県では、シリア人権監視団によると、「決戦」作戦司令室が、シリア政府の支配下にあるジャッラーダ村、ハントゥーティーン村に向かって地対地ミサイルを発射した。
「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。
これに対して、シリア軍は「決戦」作戦司令室の支配下にあるザーウィヤ山地方各所を砲撃した。
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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、シリア政府の支配下にあるサフワ村で地元のバアス党幹部1人が正体不明の武装集団によって銃で撃たれて死亡した。
また、ダルアー市とナスィーブ村を結ぶ街道で、住民が正体不明の武装集団によって殺害された。
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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を42件(イドリブ県23件、ラタキア県12件、アレッポ県5件、ハマー県9件)確認したと発表した。
シリア政府によると、停戦違反は42件。
一方、トルコ側の監視チームは、停戦違反を32件確認したと発表した(ただし、ロシア側はこれらの違反を確認していない)。
AFP, May 10, 2021、ANHA, May 10, 2021、al-Durar al-Shamiya, May 10, 2021、Ministry of Defence of the Russian Federation, May 10, 2021、Reuters, May 10, 2021、SANA, May 10, 2021、SOHR, May 10, 2021などをもとに作成。
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