ロシア軍が「決戦」作戦司令室とイドリブ県とラタキア県を10回以上にわたり爆撃(2021年5月16日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、ロシア軍戦闘機が「決戦」作戦司令室の支配下にあるバルナース村およびその周辺を爆撃した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

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ラタキア県では、シリア人権監視団によると、ロシア軍戦闘機が「決戦」作戦司令室の支配下にカッバーナ村の丘陵地帯を爆撃した。

イドリブ県とラタキア県に対するロシア軍の爆撃は10回以上に及んだ。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、シリア政府の支配下にあるナワー市で男性1人が正体不明の武装集団によって銃で撃たれて死亡した。

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タルトゥース県では、シリア人権監視団によると、革命青年連合のアフィーフ・ダッラー総裁がタルトゥース市とヒムス県ヒムス市を結ぶ街道を移動中に交通事故に遭い、死亡した。

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を39件(イドリブ県20件、ラタキア県8件、アレッポ県5件、ハマー県6件)確認したと発表した。

シリア政府によると、停戦違反は36件。

一方、トルコ側の監視チームは、停戦違反を18件確認したと発表した(ただし、ロシア側はこれらの違反を確認していない)。

AFP, May 16, 2021、ANHA, May 16, 2021、al-Durar al-Shamiya, May 16, 2021、Ministry of Defence of the Russian Federation, May 16, 2021、Reuters, May 16, 2021、SANA, May 16, 2021、SOHR, May 16, 2021などをもとに作成。

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