イドリブ県では、シリア人権監視団によると、「決戦」作戦司令室がシリア政府の支配下にあるカフルナブル市一帯を砲撃した。
「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。
これに対して、シリア軍は「決戦」作戦司令室の支配下にあるザーウィヤ山地方のバイニーン村、フライフィル村、ファッティーラ村、カンスフラ村を砲撃した。
一方、シャーム解放機構が軍事・治安権限を握るジスル・シュグール市で、同機構の治安部隊が、フッラース・ディーン機構のメンバー1人を逮捕した。
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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、シリア政府の支配下にあるタスィール町とアイン・ズィクル村を結ぶ街道で、シリア軍第4師団の兵士1人が正体不明の武装集団によって銃で撃たれて死亡した。
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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を38件(イドリブ県17件、ラタキア県14件、アレッポ県3件、ハマー県4件)確認したと発表した。
シリア政府によると、停戦違反は36件。
一方、トルコ側の監視チームは、停戦違反を18件確認したと発表した(ただし、ロシア側はこれらの違反を確認していない)。
AFP, May 19, 2021、ANHA, May 19, 2021、al-Durar al-Shamiya, May 19, 2021、Ministry of Defence of the Russian Federation, May 19, 2021、Reuters, May 19, 2021、SANA, May 19, 2021、SOHR, May 19, 2021、May 20, 2021などをもとに作成。
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