シリア民主軍の政治母体であるシリア民主評議会は大統領選挙には関心がないと改めて強調、北・東シリア自治局は政府支配地域とを結ぶ通行所を閉鎖(2021年5月24日)

人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍の政治母体であるシリア民主評議会は声明を出し、5月26日に投票が実施される大統領選挙とは「無関係」と改めて強調した。

シリア民主評議会は声明で次のように主張した。

シリア民主評議会はこれまでにも度々、シリア人の生活、権利、政治的存在などにかかる目的を実現しないいかなる選挙と無関係だと宣言してきた。国連安保理決議第2254号の精神に反するいかなる選挙のファシリテーターとはならない。

ルダウ(5月24日付)が伝えた。

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北・東シリア自治局の執行評議会は決定第129号を発出し、5月24日午後7時から追って通知があるまでの期間、シリア政府支配地域との境界に設置されているすべての通行所を閉鎖することを決定した。
ANHA(5月24日付)が伝えた。

理由は明示しなかったが、5月26日に実施される大統領選挙投票に備えた対策だと思われる。

AFP, May 24, 2021、ANHA, May 24, 2021、al-Durar al-Shamiya, May 24, 2021、Reuters, May 24, 2021、Rudaw, May 24, 2021、SANA, May 24, 2021、SOHR, May 24, 2021などをもとに作成。

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