イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるザーウィヤ山地方のマンタフ村を砲撃し、女性1人が死亡、女児1人が負傷した。
「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。
シリア軍はまた、アリーハー村、フライフィル村、バーラ村、イフスィム町、カンスフラ村一帯、バイニーン村を砲撃した。
これに対して、「決戦」作戦司令室はシリア政府の支配下にあるマアーッラト・ムーハス村を砲撃した。
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ハマー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるガーブ平原のヒルバト・ナークース村を砲撃した。
一方、SANA(6月22日付)によると、県北西部とイドリブ県南部に展開する「テロ組織」が、政府支配下のジューリーン村の住居複数棟に対して砲撃を行った。
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ラタキア県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるトルコマン山地方のトゥッファーヒーヤ村一帯を砲撃した。
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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を38件(イドリブ県21件、ラタキア県6件、アレッポ県3件、ハマー県8件)確認したと発表した。
シリア政府によると、停戦違反は31件。
一方、トルコ側の監視チームは、停戦違反を28件確認したと発表した(ただし、ロシア側はこれらの違反を確認していない)。
AFP, June 22, 2021、ANHA, June 22, 2021、al-Durar al-Shamiya, June 22, 2021、Ministry of Defence of the Russian Federation, June 22, 2021、Reuters, June 22, 2021、SANA, June 22, 2021、SOHR, June 22, 2021などをもとに作成。
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